DIGITAL社会 ~子供から気付く~
子供からまず連想するのが「遊び」です。
子供は「よく学び、よく遊ぶ」「遊ぶことこそ子供」といわれています。
大人になると「学ぶ」という概念(ここでは言葉)をよく聞きます。
「あの人から教わった、勉強になった」という言い方をします。
でも子供には「学ぶ」という概念(言葉)はありません。
全て「遊び」です。
学校の授業も学びではなく、遊びから考えているのです。
体育の授業も遊び、人によっては国語・算数・理科・社会など得意分野が違うかもしれませんが、そもそも大人と違い、論理的に考えるよりも、遊びから感覚を養う事のほうが優先されています。
ではいつ頃から「遊び」よりも「学び」が重視されるようになるのか。
それは受験です。
学校の進学にあたり、中学・高校・大学と進学するにあたり、「学び」を優先することが出てきます。そこでは新しいことを知る楽しみや「遊び」よりも、受験に際しての知識を図る「学び」が優先されてきます。
よく知能と創造性は全く違う能力(力)だといわれています。
知能とは賢く、最短の距離を測り、問題解決などに力を発揮するといいます。
これは現在のAIが最もわかりやすい例です。
AIとは人間の問題を解決するために作られる「知能」です。
それに対して創造性とは、収束思考と呼ばれる全く違うものを連想し、新たなアイデアや物事を生みだす考え方です。
一番わかりやすい例が芸術などの新しいものを作り出している人々の例です。
この「知能」と「創造性」は関連性はありません。
人間は成長し、大人になるにつれて「知能」(学び)が発達していきます。
逆に子供時代に見られる「創造性」(遊び)が徐々に低下していきます。
ただしこれは人によっては千差万別で、「知能」が発達せず「創造性」を発達させる人もいます。
子供を見るとこの「遊び」が重要なのかがわかります。
ところが悲しいことに、知能(AI)と聞くと、大人の目線から「いかに社会で有効活用するか」「どうすれば役立つか」「どうすれば莫大な利益が出るか」などを考えてしまうのです。
自分自身、反省すべきかもしれません。
「う~ん、会計に利用できるな。」
(つい、このような事を考えてしまう自分がいます。)
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