プロローグ
数学と音楽を少し絡めながら、パズルや面白い問題を書くというよりは
「世界にはこんな自由で素敵な発想の仕方がある」
「こんな意外なものを発想のかぎにして新しい事が生まれたり、見えたりする」
「数学や音楽は自分で自由につくることができ、本当に楽しい!」
「数学や音楽では”感じる”力が大事」
というようなことが伝えられるとよいと思いました。
特に数学や音楽の根底に共通してある、意外なもの同士が自由に結びつく驚き、新しい視点にわくわくどきどきする高揚感、そしてそこから数学や音楽がまた違った形で生き生きと見えてくるときの
感動などを伝えられたらと思いました。
数学も音楽も、わくわくがいっぱいの世界
音楽には数学のようにわくわくする創造的な部分がいっぱいあります。
そして数学には、野原に咲く一輪の花を美しいと感じるような「感性」の部分がたくさんあります。
数学の発見や理解には、そうした感性や心の眼がとても大事だという事。
それはとても音楽的である、ということを最近強く感じるようになりました。
音楽の感動の誕生には、自由に生命の感覚を広げていく人生を賭けた模索がとても大事で、それはとても数学的だと感じるようになりました。
そして、そうした感覚は、今までの人生の中の、様々なかけがえのない人達との出会いや体験とも
深く、自分の中でリンクしてくるようになりました。
数学や音楽とは決して敷居の高いものではなく、むしろ老若男女を問わず、どんな人も各自なりの
感覚とペースで楽しむことのできる、無限に広がる夢のある世界です。
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