人魚の伝説では奇妙な話がある。

それはかつて文明(現代の農耕による技術・技能)をまだ有していなかった時代に、

海からオアンネスという生物が出てきて、人々に農耕や社会の規範・ルール・文化・暦など様々な事を教えて、シュメール文明が生まれたというファンタジーのような話だ。だがシュメール文明は、現代の歴史では実在が証明されている話だ。

 

最初私はこれをただの神話(ファンタジー)だと思った。

例えば朝鮮(韓国)の神話には、卵から始祖が生まれたとあるし、中国の神話には天から降りてきたという話がある。

そんなことあるわけがないので、子供向けの神話(ファンタジー)だと思っていた。

日本の神話も同様に、一般の人々に語り継がれているものとして子供向けに作られた話だと私は思っていた。

 

だが、オアンネスという生物が海から出てきて、人々に教えたとあるのは、アフリカの部族のアンマの話とそっくりなのだ。

アフリカの部族の神話では、そのアンマは遠くの星から来た生命体で、天文学(星々)の話を教えたという。そして様々な事を人々に教えていった後、

海に還っていった。

偶然の一致といえば確かにそうだ。

海に住んでいた生命体が親切に人々に教えていったことから、面白そうな話だと想像を膨らませていた。

だが最近、ある書物を見て、びっくりしたのだ。

偶然見つけたのだが、信じられないような話がのっていた。

おそらく、それを読んだ人々は、「そんなことはあり得ない」とそのままスルーしたのだろう。実際の人魚が目撃された話が他にもあったからだ。

 

だが私はちょっと違う考えが頭に浮かんだ。

「地球では30%が陸地で私たち人間が住んでいる。

だが地球の70%は海である。海に住んでいる方が理に適っているじゃないか。」

単純に大きい方が住みやすいと思うからだ。

但し神話という伝説であり、歴史という記録からも一部分しかなく、それを検証することは困難だ。

 

なぜこういった人魚の話になったのかというと、今日家にハエが入ってきたからだ。

窓にハエがいたので仕方なくハエを外に逃がそうと思った。

幸い窓の近くにカーテンがあり、ハエが出られなくなっていた。

そこで近くの出窓からハエを誘導して逃がしてやろうとした。

だがなかなかうまくいかない。

そこで最後はカーテンを利用してハエを捕まえて、外に逃がしてやった。

 

! その時ひらめいた !

これって人間と同じなのではないか。

ハエからすればカーテンという見えない壁があり、動きを制限されている。

私はカーテンを利用してハエを捕えて、出窓から逃がした。

人間からすれば簡単な事でも、ハエから見ると外に出られず、もがいている。

 

人間は、地に足をつけて生きている。これは人間にとっての常識だ。

そして日光を浴びて、酸素を吸っている。

地球という大気層に守られており、人間にとって見えないカーテンがある。

それを私たちは当たり前だと思っている。

だが、これはハエには当てはまらない。

当然海に住む人魚にもあてはまらない。

海に住む生物は人間の常識というカーテンとはまた別のものだ。

 

【動物を観察してヒントを得た】 2023年3月9日 早朝